【ティスティング・ノート】
摘みたてのブラックベリー、まろやかなチョコレート、ほのかなスパイスの豊かな表情が、ジューシーなフレンチ・プラムと融合し、Y by YOSHIKIカベルネの真髄を表現しています。フレンチオークとアメリカンオークのほぼ完璧なバランスにより、黒い果実と赤い果実が引き立てられ、ほのかなキャラメルシュガーを纏った繊細なフランのようなおいしさを感じることができます。
【ヴィンテージノート】
カリフォルニアで大規模な山火事が多発した2020年。収穫を目前に控えた畑が煙害に見舞われ、ワイン造りを断念したワイナリーも少なくありません。Y by YOSHIKI カベルネ・ソーヴィニヨン 2020ヴィンテージも生産することができませんでした。ロブは直ちに2019年産のワイン確保に尽力し、改めてYOSHIKIとブレンド作業に入り、2つ目の2019年ヴィンテージのワインを完成させました。そしてこのワインには“アンコール”と言う名が付け加えられました。
そこでYOSHIKIはより多くの人々にカジュアルに飲んでもらえるワインを造りたいと考え、再びロブと試飲を重ね、2018年夏、YOSHIKIがスマートカジュアルと呼んだ新シリーズ「Y by YOSHIKI California」を完成させました。
その後、2018年の暮れにはナパ・ヴァレーの中でも特に銘醸地区とされるオークヴィルのブドウのみから造られ、YOSHIKIが「最高傑作」と呼んだ10th Anniversary Special Edition「Y by YOSHIKI Oakville Napa Valley」シリーズもリリースされました。
2020年12月には「Y by YOSHIKI California」、「Y by YOSHIKI Oakville」、両シリーズの新ヴィンテージの発売と同時に、新たなシリーズとなる「Y by YOSHIKI Russian River Valley」をリリースしました。
今迄カベルネ・ソーヴィニヨンに親しむことの多かったYOSHIKIは、次々とカベルネ・ソーヴィニヨンのワインをリリースしてきましたが、世界中のプレミアムワインを楽しむ機会が増える中、世界のワインファンを魅了する偉大なワイン銘醸地フランス・ブルゴーニュのワインに魅力を感じ、ロブにカリフォルニアでもブルゴーニュの名産であるピノ・ノワールのワイン造りが出来ないものか相談するようになりました。そして遂に完成したのがこの「Y by YOSHIKI Russian River Valley」シリーズとなりました。
そして2020年以降は、「Y by YOSHIKI California」、「Y by YOSHIKI Russian River Valley」、「Y by YOSHIKI Oakville」の3シリーズとして新ヴィンテージが毎年リリースされていくことになりました。
2024年からは、YOSHIKIがスマートカジュアルと呼んだ「Y by YOSHIKI California」シリーズに、新たに「Rosé」ワインを追加しました。近年、世界的にも大人気のロゼワイン。フランスではこの23年間で消費量は3倍になり、消費されるワインの4本に1本がロゼワインと言われています。アメリカでもロゼワインの人気が高まっており、YOSHIKIもフレッシュで爽やかなロゼワインを楽しむようになり、ロブがYOSHIKIとロゼを造るのはとても自然な流れとなりました。