栽培醸造家の小山浩平氏(コウヘイ)は青森県出身。大学卒業後、東京、ロンドンでビジネスの世界を11年間経験する。一方で元々母方が山形の酒蔵の家系ということに加え、英国在住時にワインの奥深さに魅了され、自然環境の中でワイン作りを行うべく、2011年にニュージーランドに渡る。南半球で最も古い農業学校で世界的な研究機関でもあるLincoln大学のブドウ栽培・ワイン醸造学科を日本人で初めて首席で卒業し、その後Bell Hill Vineyard (NZ)、Greystone/Muddy Water (NZ)、DuMOL (カリフォルニア)等にて、ブドウ栽培・ワイン醸造業務を経験しました。
ブドウ畑はNZ南島のネルソン地域モツエカにある2004年に植樹を開始した約2ヘクタール畑です。現在ソーヴィニヨンブラン、ピノグリ、リースリングが栽培されていて、年間生産量は約10トン。土壌はニュージーランドでも珍しい花崗岩砂礫 (Separate Point Granite)で、ネルソン地域では最も急峻なことで知られた畑です。樹勢も安定する樹齢13歳を迎え、高品質のブドウの生産が期待される樹が1万本植えられています。